相談者のほとんどが言うことですね
【自分は変われるの?】
と不安を持っておられる方が多いのが実情ですね
なぜ?【変わりたい】のでしょう・・・
色々と理由はあるのですが、
「自分が嫌い」だったり「変わりたい!けど変われない」
のお声が多いですよ
人は変われる!アドラー心理学が示す変化の可能性
【人は変われる!】と「嫌われる勇気」の本で有名になったアドラー心理学では説明されています。
しかし、多くの人々が自分自身や他者の変化に疑問を抱くこともあります。
人生は変化の連続です。
時には予期せぬ出来事や試練に直面し、自分自身や周りの人々と向き合うことが求められ変化を意識する必要があったりします。
人は変われる!の仕組みや思考等その変化の可能性について見ていきましょう。
アドラー心理学の視点
アルフレッド・アドラーは、個人が自らの人生に責任を持ち、自らの行動によって人生を変えることができるという考えを提唱しました。
彼の心理学は、人間の成長と変容に焦点を当て、その根底には人間の意志や目標の重要性があります。
アドラー心理学は、人間が環境や遺伝的要因に左右されるのではなく、自らの選択や行動によって自己を形成し、変えていくことができるという前向きな視点を持っています。
このアドラーの理論の中で有名な「目的論」を中心に深堀りしていきます。
目的論とは
まず、目的論とは「人間の行動にはすべて目的がある」という理論です。
人は何かの目的があって、今の状況を作り出しているのだ!という考え方ですね。
例えば、
「以前の恋愛がトラウマになって恋愛が出来ない」
といった悩みがあるとします。
これを目的論で受け取ると、
「傷つくのが嫌だから恋愛をしたくないという目的の為に、自らその感情を作り出している」
と考えます。
もう一つ例えば、
「過去にいじめられたから、人を信用できない」
といった事があったとします。
同じく、これを目的論で受け取ると、
「人を信用したくないという目的の為に、過去にいじめを受けた感情を持ち出している」
と考えます。
アドラーの目的論によれば、「今」の感情や行動を選択しているのは「今」の自分自身という考え方です。
目的論から自己理解、そして変化へ
さて、目的論で見れば「今」の感情や行動は「過去は関係なく、目的の為、自分自身で選択している」ことを知ることができます。
変化の第一歩は、自己理解から始まります。
自分自身を客観的に見つめ、認識することが重要です。
そして、アドラー心理学では個人が自ら客観的にの生活目標や価値観に基づいて行動することで、自己実現を果たすとされています。
自己理解を深めることで、自らの可能性や限界を理解し、変化への第一歩を踏み出すことができます。
アドラー心理学は、「人は誰でも変われる」という前向きな理論を持った心理学ですね。
人は変われる!目標と行動変容
先程もありましたが、目的論では「過去は関係なく、目的の為に感情や行動を自ら選択をしている」となります。
したがって、「今の行動は、今の自分が選択しているのだから、人は変われる」
という事です。
そこで、重要になるのが目標設定です。
目指すべき本来の目的を見つけ、そこに焦点を当てる必要があります。
目標に向かって行動することで、過去に縛られた自分とは違う考え方や思考とは違った行動が出来るようになります。
過去思考の再構築
変化のプロセスにおいては、過去の経験や思考の再構築も欠かせません。
過去の失敗や挫折から学び、新たな視点や信念を身につけることが出来れば、より良い未来への道を行くでしょう。
また、新たな問題が発生した時にもトラブルを学びに変える方法を一緒に考えるが建設的な思考になります。
アドラー心理学では、個人が自らの信念や価値観を見直し、必要に応じて変化させることが重要であるとされています。
自己の思考や価値観を見直すこでより意味のある人生を構築し、変化に対する柔軟性を身につけることができます。
まとめ
今回は「アドラー心理学の目的論」を中心に案内させていただきました。
ただ、注意して欲しい点もあるので引き続きどうぞ!
注意していただきたいのは「今」のアナタの思考は何年で形成されたものでしょうか?
数十年かけて形成された思考が瞬間に変わることは、難しいことです。
もしかすると、形成された時間と同じくらいの時間がかかるかも・・・
しかし、意識をすれば以前に形成された思考よりも短縮はされることでしょう。
ゆっくりと時間が掛かるかもですが、目標とした素敵な自分に変われますよう願っています♪
アドラーは
「すべての悩みは対人関係である」
とも言っています。
それほど、当たり前の悩みでもあり、悩みは尽きないということですね。
もっとアドラー心理学を知りたい方は、有名なこの本を一度読んでみてください。
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